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ブラウザゲーム『リング☆ドリーム』をやめました

2カ月近く入院したことにより、一日一回ログインボーナスとか期間限定ログインボーナスとかがあるネットゲームが継続できなくなり、どうでもよくなって全てやめました。でも唯一気になるのがブラウザゲーム『リング☆ドリーム』です。

リングドリーム通称リンドリとは、女子プロレスを題材にしたブラウザゲームです。ゲームシステムとしてはよくあるやつなのでお勧めしない、とユーザーのほとんどは言うようなやつです。魅力は原作者がほぼ毎日シナリオを更新していること。Web 連載マンガを読むような感覚で楽しめます。20年前のタイトルが今も原作者の手によって更新されているなんてそんなブラウザゲームは他に無いのではないでしょうか。

アクティブユーザーは一万人ぐらいしかいないのではないかと思います。定期的に対抗戦イベントがあり、ユーザーの頑張りによってキャラの試合の勝敗が変わり、結果に沿って新たなストーリーが生み出されていきます。ユーザーの半分が負けの屈辱を味合わされることになるのです。それでもユーザーのコミュニティの雰囲気が荒れることは多くない、というのも特徴ではないでしょうか。プロレスという題材の強みだと思います。イベント後、試合内容はそれぞれの想像に任せられます。シナリオでは主に控室での出来事が描かれ、リング上では何が行われたのか、観客は各レスラーのドラマをどの程度見せられているのかなどは不明です。ゲームシステムがよくあるやつだからこそユーザーの想像に任せられる部分が大きいのかもしれません。これがもっとしっかりしたゲームだったら想像の余地が狭まっていたのではないでしょうか。プロレス観は人それぞれです。例えば、昔の女子プロレスが好きな人はチャンピオンベルトを重要視して負けたら引退してしまうような覚悟で考えているでしょう。でも最近のプロレスファンはベルトをもっと流動的なものと捉えているはずです。

自分が辞めても微課金ユーザーなので大勢に影響はないでしょう。ツイッターなどにときどき感想を書くぐらいのかかわり方でした。2ch は対抗戦イベントが始まったころから書き込みが増えて読み切れなくなったので見なくなりました。でもツイッターは適度な話題量なので「リンドリ」などの関連ワードで検索してほぼすべて読んでいました。参加イラストレーターの方々も含めリンドリ愛を感じるツイートが多く見られ楽しめました。むかつくこともありますが、「確かにリンドリはクソゲーだし運営もポンコツだけどリンドリの悪口を言っていいのは俺たち熱心なユーザーだけなんだよ!」という謎のリンドリ愛がありました。いちばんニヤニヤするのが、ゲームを止める宣言をして悪口を吐き出したあと数週間で復帰する人を見るときです。「結局やめられなかったのかよ」と。

ニコ生での公式生放送も面白いです。底の知れない原作者・でいしろう先生と、ダメ社会人ぽいけど変な企画を次々と実現させてしまう松田プロデューサーは名コンビです。放送自体はユーザー生放送以下のクソ放送で、序盤は映像が出ず黒画面だったり、だんだんカメラが斜めになっていって倒れたり、イベントに立ち寄ったイラストレーターが打ち合わせ無しで出演させられそのまま数時間司会者の立場になっていたりなど自由でした。富士登山バンジージャンプなどフットワークの軽さも魅力でした。主に平日木曜日昼間の配信に集う500人程度の視聴者たち。そのうちの一人が自分です。たぶん全放送の7割ぐらいは生で見ていました。コメントが読まれることも多かったです。

格闘技のリングは四角いのになぜリングというかというと、戦いを見守る人の輪が元だからだそうです。そしてドリームとは夢のことです。リング☆ドリーム、楽しかったです。いまはネットゲームをする気になれませんが、気が向いたら再びログインしようと思います。シナリオのアーカイブは公開されているし、ゲームシステム的にもブランクのあるプレイヤーがついていけなくなるようなバランスではないのですんなり追いつけるはずです。プロレス興行の第3回があればあれば行きたいし。自分がツイッターに再びリンドリの感想を書くようになったら、この記事を読んだ人は「結局やめられなかったのかよ」とニヤニヤしてほしいです。ありがとうございました。

追記。2カ月ほどで復帰しました。