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「令和のデ・ジ・キャラット」スタッフトークショー 感想

1月21日に行われた「「令和のデ・ジ・キャラット」スタッフトークショー」を観に行ってきました。会場は新宿ロフトプラスワン。客は150人ぐらいで満員。客層は30歳代~40歳代が多め。約2時間のイベント。

新宿ロフトプラスワン

出演
桜井弘明(「令和のデ・ジ・キャラット」監督)
山川吉樹(「Di Gi Charat」キャラクターデザイン/総作画監督
山田聖実(「令和のデ・ジ・キャラット」編集)
諸澤昌男(スタジオPOLON 取締役プロデューサー)
松尾亮一郎(株式会社CLAP 代表取締役プロデューサー)
平尾隆之(アニメーション監督・小説家)
山川吉樹さんにつきまして、体調不良により出演を見送りとさせていただきます。

司会はブシロードの人。前半は桜井監督と編集の山田さんで『令和のデ・ジ・キャラット』についてのトーク。できるだけワンダフル版に準じてつくることにしたという令和版。第11話の風の音は沢城みゆきさんが「さわしー」と言っているとか、あんスタスタはこしあんやずんだあんなど7種類いるとか、第16話の伝説のカードは最初は「レタス」ではなく「レールウェイ」だったとか。スクリーンに絵コンテがいくつか表示されて、尺の都合でカットされたシーンの紹介もありました。

編集の山田さんは小学生のときに『デ・ジ・キャラットにょ』を見ていて好きだったといいます。カッティング作業でセリフの間のいらないブレスを削るとき、山田さんは説明しなくてもタイミングが分かっているので桜井監督は楽だったそうです。

デ・ジ・キャラットにょ』についても語られました。子供向けだからってわかりやすくする気はない。わからなくても好きなように受け取っていい。テンポが早すぎるんじゃないですかといわれたけど桜井監督は「慣れます」で逃げ切ったとのこと。

後半は桜井監督と諸澤さんと松尾さんと平尾さんでワンダフル版やスペシャル版についてのトーク。諸澤さんはプロデューサーで松尾さんと平尾さんは制作進行だった、マッドハウス時代のお話。

平尾さんは「なつやすみスペシャル」の「デプラピョゲ坊 デビュー」で楽器を弾くシーンは写真を張り付けるだけでいいと言われて桜井さんは天才だなと思ったとか。撮影の色パカをギャグ演出にするなど、演出を目指していたので逆転の発想が勉強になったそうです。

「暴れん坊」について、頭がとんがっていて顔が濃いキャラの話を佐藤竜雄さんに頼んだらあのキャラができたけど桜井監督は髪型がとんがっている人間を想定していたらしいです。

山川さんのイラスト色紙などのプレゼント抽選会のあと、入場時に配られた用紙を使って最後に質問コーナーがありました。『令和のデ・ジ・キャラット』の今後については桜井監督は具体的に作りますと言われてからでないと考えられないそうです。

制作進行の話を聞けるレアイベントでした。デ・ジ・キャラットの制作進行が演出の勉強になったという平尾隆之さんがいまや『映画大好きポンポさん』の監督なわけで、でじこに歴史ありですね。