高橋美佳子さんのネットラジオ『美佳子＠ぱよぱよ』の公開録音のゲストが高橋理恵子さんなので見に行ってきました。先日最終回を迎えたネットラジオ『Simoun～電波 DE リ・マージョン～』のパーソナリティな高橋の二人が再び高橋なトークを繰り広げるわけなので参加するしかないイベントだったのです。予約無しでの当日参加だったけど座席にはまだ若干の余裕があったので入ることができました。
会場は町屋ムーブホール。荒川区の公共施設。客席がひな壇状になっているしっかりした舞台ホールでした。月イチで行われている公開録音のようすをラジオでときどき聞いている限りでは小屋みたいなイメージがあったんだけど。開演しても照明は明るめのままで、ステージ側から客の顔が見えるっぽいです。あの番組の和気藹々さは地形効果によるものだったのか。常連客が多そうな中で初参加な自分としてはアウェイな意識があったんだけどゆるゆるした雰囲気のおかげでアットホームな感じでした。
内容は後日配信されるネットラジオですべて聞けるはず。ちょっとしたハプニングが多め。トークは『電リマ』ネタが中心。『電リマ』のディレクターの長田さんが客席からステージに飛び入り参加していたりしてレアでした。
ダブル高橋の二人は相変わらずおもしろい高橋でした。特に気の利いたことを言うわけでもなく鮮やかな切り返しをみせるわけでもなく、ときどき長考に入ってラジオ向きではない無音部分ができたりするんだけど、高橋理恵子さんのトークにはなぜか引き込まれます。体の中をくすぐられる感じでこみ上げてくる笑いを抑えきれず膝がむずむずしてくる。まわりのお客もそんな状態になっていました。
高橋理恵子さんはプロレスの話題になると一転して熱くなるのもチャームポイントですが、週プロ派かゴング派かという質問メールに対しては、ファイトから入って週プロ、ゴングにいったと答えていました。演劇系の人はプロレス好きが多いイメージがあるから付き合いでたしなむ程度かと思っていたけど想像以上に筋金入りな人だ。
ネットラジオ『Simoun～電波 DE リ・マージョン～』が終わってしまったのが本当に残念です。アニラジ聴取歴15年の中でもベスト16に入る楽しさでした。シムーンというシリアスだけど華のある題材、珍妙な台本、手探りのトークなど絶妙な組み合わせでした。ダブル高橋が無言でごろごろしているだけでも5時間ぐらい持つと思います。そんなイベントをやってほしかった。客も全員高橋でいい。
