hl.hatenadiary.jp

日記。アニメ感想とかゲーム感想とか。自分用メモ。フッターにある「日記内の検索」を使うと便利。

ゲーム感想 PS2『ギャラクシーエンジェルII 無限回廊の鍵』 (4)

PS2ギャラクシーエンジェルII 無限回廊の鍵』、ナノナノ・プディングのルートをクリア。ナノナノの個別イベントは今回もシリアス。前作のナノナノは肉体的に消滅しそうになっていたけど、こんどは精神的に消滅しそうになっていました。逆に考えると、ナノナノは、ナノナノなのだという自我が無かったら最強の生命体になるのではないかと思いました。がんばれば分裂とか合体とかできそう。その他、艦内移動パートでは飯ばっかり食っている印象。大食いキャラとしての適当なキャラ立てなのかもしれないが、次回作への伏線のような気がして怖い。変形とかしそう。

やっとフルコンプしたので全体の感想を書き残しておきます。まず、ストーリーは燃える展開の連続だったけど、見せ場がムービーになっていて、そのムービーが少し残念な出来なので、盛りあがりに欠けました。いや、一般のキャラゲーと比べればムービーがあるだけでも贅沢なんだけど、前作「絶対領域の扉」のムービーがマッドハウス製で演出が高橋亨さんでとても気持ちの良いものだったので落差があります。

グラフィックについては、3月に発表された画面写真がひどかったのでした。キャラクターが気持ち悪い感じ。発売が迫っていた時期なのに立ち絵の紹介だけでイベント絵が1枚も無い時点でおかしかったんだけど。

当時はこのページをブラウザのトップページに設定して毎日見ることによって慣れる努力をしていたものでした。その後、発売が延期されて、立ち絵とイベント絵が全面的に描き直されることになったという経緯があるので、グラフィックはとても良いと思えます。そもそも、三部作なのに前作の絵を使いまわさず描きなおしている意味がわからないのだけど。権利関係などでもめて使えなくなったのだろうかと思っていたけど、脇役の立ち絵は前作のものが残っていたりして謎。

シナリオは、主人公がウザカワイイ路線なのに最終的に救世主扱いされるのがキモイというのは置いておくとしても、前作・前シリーズにはあった、ヒロインといちゃいちゃする感じ、端的にいえばエロさが無くなっていてがっかりしました。電撃PS誌の11/9号(Vol.401)に載っている開発者インタビューによると、開発段階では艦内に銭湯があったけど、銭湯に行くシチュエーションが無いからトレーニングルームに変更になったそうです。シチュエーションが無いならつくればいいのに。マンガ版の最新話では艦内に露天風呂があるというのに。それで思い出すのは、昨年、電撃PS誌上で今作のイベント案の募集が行われていたこと。イベント内容に物足りなさを感じることになるなら応募しておくべきだったのでした。ナノマシンや魔法の影響で各メンバーがエロいことになるようなイベント案を大量に捻出して必死で応募するべきでした。

一方、戦闘パートは火力が増して、致死量の花火大会みたいになっていてかっこいいです。でも相変わらず指示を出すときはマップビューだから戦闘シーンをカメラビューで見る暇は無いのだけど。カメラビューの上にマップビューを重ねて表示することができれば良いのだけど。

というわけで、続編として正当進化しているけどシリーズの強みを抜きにして考えると不満も残る内容でした。次に期待です。三部作のはずだから次で最後。折り返し地点を過ぎたということ。そう思うと寂しいので次回作も延期しまくってほしいです。