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遊戯王GX 4年目

アニメ『遊戯王デュエルモンスターズGX』が4年目に突入。シリーズ構成:吉田伸。主人公の結城十代は「大人になるための旅」から帰ってきて、すっかり今時のダークヒーロー的なキャラクターになりました。最初のころの、何のしがらみもなく「楽しい!」しか言わない、しずくちゃんのような性格だった主人公に好感を持てていたんだけど、それは子供だった、童貞だった、ということです。

3年目は、主人公のキャラクターがテコ入れされるシリーズでした。地球や宇宙を救ってきたけどあくまでも学園生活の延長だった1・2年目と違い、3年目はサバイバル編。新キャラは生い立ちからハードな人たちばかりで、重いものを背負って戦っていました。ワニを背負っている人もいました。能天気な宇宙電波キャラだった主人公は「背負っているものが何も無い」と指摘されて窮地に陥るわけですが、何も無いけどみんなの期待を背負っているということで逆転していました。しかしその後は、異世界編で仲間割れをおこし、友人たちは主人公に恨み言を言いつつ全員死亡。本当に何も無くなった主人公はダークサイドに堕ちる展開。

すべては黒幕であるユベルの策略で、その目的は、主人公の愛を手に入れることでした。子供向けとは思えないほど深い愛が語られ、十代とユベルが合体して一件落着、前世からの因縁だから仕方なかったという問答無用な解決方法でした。

ユベルが変態的でかわいかったです。宇宙に封印されたことを放置プレイの一環だと思い、攻撃されることに喜びを感じたりする、ハードMでどうしようもないキャラでした。これまでは、ヒロインが機能せず、男同士のくすぐりあいのほうが目立つ、ラブコメ要素の薄いアニメだったけど、ユベルのおかげでドロドロに濃くなっていました。主人公とユベルが融合したことにより、主人公の存在自体に色気を感じられるようになったかもしれず、今後の展開が楽しみです。