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アニメ感想『ときめきメモリアル Only Love』

アニメ『ときめきメモリアル Only Love』が先月で最終回。「あなたを好きでいていいですか」という天宮さんの告白に対してメールアドレスを教えてくれと答える主人公。おくゆかしい。そして天宮さんがテーマめいたことを語りつつエンディング。ときメモは樹だとか鐘だとか坂だとかの伝説を信じて戦うゲームだったが天宮さんは自ら伝説を作る者だった。その伝説の場所は、どんなに離れていても二人の想いを紡ぎあう「願いの樹」と呼ばれることになったという。つまり OnlyLove であり OnLine だということ。原作のときメモオンラインはサービスを終了するらしいけれども。

というわけで全話おもしろかったです。放送時間の数分前からわくわくしてきてテレビの前で思わず筋トレなどを始めてしまうほど毎週楽しみになったアニメは久しぶりでした。

基本的には珍キャラがドタバタするなかを主人公が独り言を言って歩くバカアニメだけど、芯になる恋愛描写は構図から心情を想像させたりする真面目な映像でした。惹きつけられました。メインヒロインの天宮さんは目線や指先の動きだけで魅せる。ゲームでいえばラスボス的な存在感。天宮さんが無言で画面に登場するだけで視聴テンションがあがりました。

最後の告白シーンもそうだけど、ところどころに『ときメモ』らしい要素があったのが良かったです。四天王とか爆裂山とか、年賀状の確認とか、変なキャラクターや季節のイベントの数々がときメモっぽかったです。だから、特に何もしていない主人公がなぜか男女問わず珍獣まで含めて万人に愛されすぎているなど不自然なところも、主人公の各種パラメーターが高まっているからに違いない、と納得することができていました。オンライン版のことは知らないので、多人数で追いかけっこをすることが多い展開についてはオンライン的要素なのだろうなと思えました。

キャラクターのなかでは春日つかさが好きです。「びっくりして胸がドキドキしちゃった」と言ったあと目が合った主人公に一目惚れするという、釣り橋効果そのものとしか言いようが無い初登場シーン、そのあとの恋に恋するウザキャラっぷりなど最高でした。春日さんを幸せにしたいのでゲーム版をつくってほしいです。オンライン版の素材を使いまわすだけでいいから。できれば名前を読んでくれる機能付きで。据え置き機で。いっそのこと「4」を。