アニメ『タクティカルロア』第4話「Kのある風景」。
新井里美さんは真秋のほかにお天気お姉さんも演じていておいしい役どころですが、新井さんだけなく相方の真夏役の比嘉久美子さんの演技もシラフとは思えないはっちゃけっぷりです。主人公たちのラブコメ展開の直後の阿古屋姉妹にはしびれました。「釣れますかな、真夏ちゃん」「そんなわけ無いのですーあははは」
そんな釣りアニメですよ。主人公が船を下りた前回の引きも副大統領が唐突なアタックをした今回の引きも全部ひっかかりを与えるだけで、説明ゼリフが多いわりに肝心な説明は殺ぎ落とされていたりして、終始シリアスな戦闘に徹する回も今後きっとあって、そのたびに視聴者は振り回され、ドキドキでバカエロで過剰でいびつなシチュエーションのすべてが渾然として独特の楽しさというかドライブ感が生まれ、水妖はみんな根こそぎ釣られ、抜け出せなくなるのでしょう。
設定説明がまじめであればあるほど高度なギャグに見えてしまいます。自分はもうだめです。
