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ゲーム感想 PS2『水の旋律』

新井里美さんが出演しているゲーム『水の旋律』の廉価版が出たので買いました。乙女ではないので乙女ゲーを買うことには抵抗があったけど半裸の色男たちが次から次へと主人公に言い寄ってきて甘い言葉をささやいていくような内容ではなく主人公の身に起きた事件を美男子たちと協力して解決するストーリー性の強いものらしいのでまあいいか、友達に噂とかされてももはや恥ずかしくないし……、と。

新井さんは主人公の幼なじみの仁美役。脇役だけど出番はけっこう多いです。地の文が無い会話形式の文章なので序盤は進行・説明役として活躍。主人公の世話を焼く良い人っぽいんだけど、ストーリーの題材が人魚伝説なのでどうしても何か南太平洋方面のぴちぴちした正体があるのではないかと勘ぐってしまうのはぴちぴちピッチ中毒者としては仕方のないことです。前髪もパッツンだし。新井さんのゲーム出演といえばSIMPLE2000シリーズの『戦娘』や『格闘祭』で格闘していることぐらいしか知らなかったので新鮮でレア。廉価版で安くなっているので新井ファンなら買い。タクティカルロアのDVDの次ぐらいに買い。

犬に噛み殺されるバッドエンドを10回ぐらい繰り返して途方にくれたところでようやく正しい選択肢を選ぶと音が鳴ることに気付いて共通ルートを突破。これ以降は男子たちのうちのどれかを選んで進まないといけないみたいなので悩む。謎は明らかにならなかったけど平穏な日常に戻り仁美と一緒に平和に暮らしましたというようなバッドエンドがあるから個人的にはそれで終わりにしてもいいんだけどせっかくだからコンプリートを目指してみようかなと。KIDゲーなので快適に進めることができてしまうし。とりあえず子安師匠狙いで行きます。

で、PS2水の旋律』、クリア。

クリアリスト。

クリアエンディング数18(100%)
シーンタイトル達成数336(99.11%)
アルバム完成度90(100%)
ムービー完成度9(100%)
既読メッセージ数21847(99.44%)
既読選択肢数333(100.00%)
総プレイ時間 22時間34分

全ルート、ほぼコンプリート。プレイ時間は、クイックロードを駆使して未読部分を埋めながら進めての全エンド制覇で19時間、そのあと未読部分の洗い出し作業を3時間ぐらい。未読でも各ルートで重複する説明セリフが多いから半分近く低速強制スキップしたけど。

魚肉を食べて健康になったことでおなじみの八百比丘尼の末裔たちが争いを繰り広げつついちゃいちゃするというストーリー。男だけど抱かれてもいいと思えるほどのキャラは居ませんでした。男性声優陣の人選は有名どころが揃いつつも渋くて好みなんだけど。それでも最後まで楽しく遊び続けることができたのは主人公の行く末が気になったから。主人公は性格の良い美少女で、特殊能力が不老不死と気象操作。地上最強の生物だと思います。落雷や虹を出すこともできるので、新手のスタンド使いでいうところのウェザー・リポートと同じことができると考えていいはず。しかも不死身。

新井里美さんの演じた仁美はメインストーリーには絡まず、日常を象徴する役どころでした。序盤や幕間的なシーンのほかに一件落着後の各キャラごとのエンディング近辺にも登場。怒ったり心配したりなど粘っこいセリフの多い、ぷりぷりした、はまり役でした。5歳のときの回想シーンもありました。セリフ数は合計でおよそ350ワード。手作業で数えた。仁美との百合エンドが無かったことが悔やまれるけど、事件未解決で日常に戻る「仁美と一緒に」という幸せなバッドエンドがイベント絵付きであったから満足できました。関連商品や続編でも仁美は活躍しているらしいので手を出してみるかも。