hl.hatenadiary.jp

日記。アニメ感想とかゲーム感想とか。自分用メモ。フッターにある「日記内の検索」を使うと便利。

アニメ感想『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』#52「最後のキス」

アニメ『マーメイドメロディーぴちぴちピッチ』最終回。

ダークラヴァーズの四人が、瀕死のガイトに力を返して、死んでしまった。正体は深海魚だったのですね。ワカメやアメフラシかと思ってました。

四人の選択は仕方の無いこと、宿命だったのだと思います。ガイトの寂しさを紛らわすために生まれてきて、ガイトを愛することが生きる目的だったのだから、ガイトのために命を尽くすのは当然のことだった。人魚を捕まえようとする仕事は本質ではなく、四人の能力(顔くるくる、水芸、ピアノ、氷)も本来は戦闘用ではなくガイトを楽しませるためだけのものだったのでしょう。今ではヒッポとユーリのエピソードもいっそう重く感じられます。宿命がある以上、つかの間の思いが報われることは絶対にありえなかった。

そして、深海魚に戻ったあとでも、ガイトとともに沈んでいくことを望んだ。最後までガイトのために生きることができて本望だろうし、幸せな人生だったのではないかと思います。人魚を探すために地上にあがって、コンテストやショーに参加したりプチホテルで闇鍋忘年会したりなど楽しい思い出もできただろうし。これまで他の三人をアホ扱いしていたマリアさんが「私は、いえ、私たちダークラヴァーズの四人が」と言い直したように、四人の間にいつのまにか絆のようなものが生まれていたようだし。

しんみりした気持ちも次回予告とともに吹っ飛んだ。「あなたはだれ?」「もうすぐわかるわよ」と言う新キャラ。心惹かれるものがあるので検索してみる。声は喜多村英梨さん。ラストエグザイルでタチアナ役をやっていた人らしい。新シリーズがかなり楽しみになりました。

やっぱり今回もところどころぴっちだった。特に、人魚が七匹揃ってパーフェクトハーモニーな「KODOU」によって苦しんでいるガイトのアップショットがサビ前の音に合わせて切り替わったところで笑った。

水妖、復活しないかなあ。どうでしょう。