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日記。アニメ感想とかゲーム感想とか。自分用メモ。フッターにある「日記内の検索」を使うと便利。

ブロッコリー10周年記念まつり

http://www.itmedia.co.jp/games/gsnews/0401/18/news01.html

11時30分に池袋に到着。出遅れた。会場入り口前に在庫処分コーナーが設置されていて、「綾波育成計画」「ファーストキッス物語2」「デ・ジ・キャラットファンタジー」などのドリキャスのソフトや、GA・でじこなどのトレカBOXが1000円均一。いろいろ買ってポイントゲット。その足で、ポイントをイベント観覧チケットに交換するための列に並ぶ。会場外の通路から階段を2~3階下りたところまで続いている長い列。行列は大嫌いだけど、別のフロアで行われるイベントは参加券が無いと脇から覗くことも出来ないらしいので仕方ない。

1時間弱並んで、やっとステージの音が聞こえる位置まで進んだ。新谷良子さんのうめき声だけがはっきり聞こえてくる。さすが声優。そして、会場内に入り、ステージのモニタが見られるところまで進み、真っ先に目に飛び込んできたのが、おたっきぃ佐々木氏のミルフィーユコスプレ。アクエリアンエイジで新谷さんと対戦しているおたささ氏は、ステージ上の誰よりも背筋が伸びていて姿勢が良かった。

で、チケット交換。カオシック×アクエリアンナイト公録と木谷社長の講演会が残っていた。公録のほうは、でじこのステージイベントと時間がかぶっているし、ラジオを聞けばいいと思ったので、社長講演会の参加券だけをゲット。これが判断ミスだった。カオアクの公録では新谷さんがスカートではなくズボンを穿いていたらしい。レアイベントを見逃した。しかも、社長講演のチケットはイベントの最後まで残っていた。

ステージイベント

GGF、カオシックルーン、GA、ブシロードデジキャラット

アニメ『デ・ジ・キャラットにょ』新情報としては、憂鈴ちゃんとアクアちゃんが「あくゆうコンビ」というユニットを組むらしい。二人ともヌルヌルだからだろうか。「プリンセススクール校歌」を作るエピソードが今後あるらしい。作詞:「あくゆう」ってことかー。

でじこのイベントに名塚佳織さんが参加していることが新鮮。「プリンセススクール校歌」を歌ったほかに、「パーティナイト」にも加わっていた。レア!

各企業の物販ブース

ステージイベントの合間に会場内をうろうろして、各ブースを脇からチラチラ覗いてみた。

コゲどんぼさんと、かなんさんは、数年前にでじこのイベントで見たときよりも雰囲気が変わっていた。収入が増えただろうし当たり前か。

激★店」のブースでは、ステージ後の新谷さんが加わって出演者四人の勢ぞろいを見ることができた。山本麻里安さんは、やっぱり、メイド服を着ていると輝いて見える。

ランティスのブースでは遠藤正明さんのライブ。覆面レスラーのえべっさんもいた。眼福。

閉場間際、在庫処分コーナーが熱かった。アクエリの非売品Tシャツやトレカなど1000円・2000円均一で売れ残った商品が、5つで500円というアホみたいな設定に。そこに、物販ブースからGAのトレカやぴたテンのデスクトップアクセサリーなどが数回にわたって運び込まれ、売り子がダンボールを空けた瞬間、ワゴンを取り囲むお客たちの手によって2秒で商品が無くなっていく。自分は、お客たちのピラニアっぷりについていけなかった。両手がトレカのBOXでふさがっていたからね!

木谷社長の講演会

本日のメインイベント。おじさんが自分語りしているだけなのに一時間飽きさせないなんてすごいこと。ベンチャー体験談としてもオタク業界裏話としても興味深い話が満載だった。自伝を出版すれば一般にも受けるのではないだろうかとおもった。ブロッコリーまだまだ元気っぽい、今後も楽しい驚きを提供してくれるっぽい、という感じがしたから後味も良かった。

まず、ブロッコリー10年の歩み。起業してから現在までの流れがひとつなぎになっていた。概要を自分なりに噛み砕いてまとめてみる。

木谷社長は子供のころからの夢が「大会社の社長になりたい」だったそうだ。でも、証券会社だとつぶしがきかないから起業するネタが無い。そんなとき、友人から同人誌即売会の盛り上がりのことを聞かされる。で、ブロッコリーを創立、同人誌即売会を主催。「同人業界に外部から参入してきて成功した唯一の人」と言われる。(ここらへんのことによって、賛否両論あるのだろうけど。) 即売会にはコスプレが付き物だから、コスプレが趣味の人のためにクラブでコスプレイベントを開催。すると、ゲーム会社の人に「ゲーセン内で同じようなイベントをやってくれ」と頼まれる。それよりもゲームのグッズを売る店を併設した方が良いのではないかと考えた。アニメはアニメイト、マンガはまんがの森、ゲームなら「ゲーマーズ」だということで、池袋のビルの1フロアに「ゲーマーズ」誕生。(自分がブロッコリーを知ったのはここらへんから。あのころは「怖いお店」な感じがしていた。) 同人誌即売会で培った作家との繋がりを武器にして、カードゲーム「アクエリアンエイジ」を製作。そのころ社内からマスコットキャラを作りたいという提案があって、別に良いよと許可したら、なぜか妙に売れている。それがデジキャラット。ここから、アニメ化、映画化までノリノリで突き進む。

そして、タカラの子会社になったことについての話。オタク業界全体は今後縮小するだろうから、中途半端な規模を維持していくのは難しいと考えて、デジキャラットを一般の人にまで広げる勝負に出たと。GA、ぴたテンで日曜の朝の枠を維持して、社運を賭けて万全を期して「デ・ジ・キャラットにょ」を全国放送、そうしたら裏に10万馬力の人が来たこともあって敗北。失敗したら大きな流れの下につくしかないと決めていたので、タカラの傘下になることを社長からお願いしに行ったらしい。現在は、企業のトップとタカラグループの一員という二つの立場を同時に経験できて楽しいらしい。

今後の展開のこと。三月あたりに、キャッチフレーズを「ネオキャラクターエンターテイメントのブロッコリー」から、「コミュニケーションエンターテイメントのブロッコリー」にかえるらしい。コミュニケーションというのは、作家・声優のイベントとか、カードゲームの対戦とかのこと。アクエリのユーザーがネットゲーに取られたという話もあった。

ゲストとして榎本温子さんが登場。今後二人で定期的に小規模なトークイベントをやっていくらしい。榎本さん、客席を見渡して一言、「会社説明会みたいですね」。