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新番組 アニメ『リトル・アインシュタイン』

木曜夕方の新番組、『リトル・アインシュタイン』。洋モノの知育アニメです。「リトル・アインシュタイン」とはつまり見ているキミも小さな天才物理学者だよ平和主義者だよという意味です。たぶん。ディズニーの番組なのでアンタッチャブルな風格があり、ヒロインのジューンがバレリーナっぽく爪先立ちで歩いたりくるくる回ったりする仕草がかわいくて困るとか具合の悪いことを書くのには抵抗を感じます。でも今週、直後に放送されているアニメ『銀魂』の提供バックの煽り文とエンドカードの映像がこれのパロディ(万事屋を直すにはものすごいパワーがいるんだ!)になっているのを見て勇気付けられました。いいんだ。

四人の子供たちがロケットに乗って冒険をするという内容。メンバーのひとり、クインシーは声優がマイメロのリズムくん役の人なのでがんばってほしいのだけどちょっと蔑ろにされている感があります。ロケット搭乗シーンでもひとりだけ難しいルートを通らされているように見える。特技が吹奏なのでセリフが少なくなるのは仕方ないけど。メイン回の見せ場はおもしろい顔をして歌うことでした。

そんな登場人物たちが視聴者に語りかける形式で話が進み、ときどき「岩が近づいてきたらひざを叩いてね!」「いっしょに歌って!」というように双方向性を求められます。回を重ねるにごとに「手を丸めて虎みたいにして歩いて!」「大きな声で吠えて!」「歌いながら手と頭の両方を振って!」「しっぽを振って歌って!」「それから足も!」などと要求がだんだん高度になってきました。きっと最終回では「みんなで手をつないで泉に飛び込んでね!」とか言われて村から子供たちの姿が消えましたとさ。そんな都市伝説を残すぐらいのパワーを感じます。

自分は毎回できるだけ要求に答えるようにしています。ヒロインのジューンに「ありがとう」とか「あなたのおかげよ」とか言われるのがちょっとうれしいので。こういうやさしい言葉をかけられることの少ない暮らしをしている身としては。

そんな気持ちを抜きにしても、教育番組としてのレベルが高い作品だと思います。紹介される絵や音楽や地域を覚えてしまうだけでなく、感謝の気持ちを表すこととか、悪いことをしたら謝るとか、シートベルトは締めるとか、ロケットを発進させるにはものすごいパワーがいるとか、最後に拍手をして盛り上がっておけば後味が良いとか、大切なことを無意識のうちに学べます。副音声で聞くと英語の勉強にもなるかも。口パクの中に下唇を噛む動きがあるのがグローバル。

これまで印象に残ったセリフをメモ。

  • 「ロケットはとても速いんだよ。キミも速い? ……そーなんだ」
  • 「ふくろうさん、おもしろくなったね。じゃあ、またね」