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おねがいマイメロディ #12

第12話「マイメロちゃんに会えたらイイナ!」

夢の扉を感知したのにクッキー作りに気を取られ、うっかり忘れるマイメロ。夢の扉を感知できる設定は忘れ去られたのかという突っ込みに対するフォローのように見えました。このアニメ、隙がないです。魔法の力のおかげでやりたい放題ができるうえ、穴が目立ってご都合主義な展開になったとしても、マイメロはルーズな性格だから仕方ない、マイメロだから仕方ないと思えます。ドアノブを回さなくてもドアを開けられるマイメロパワー。

今回のクロミの悪夢魔法の対象者は、ウタちゃんのクラスメイトの白山君。彼は第3話 「友達がたくさんできたらイイナ!」で悪夢魔法のとばっちりを受けて写真に変えられたあと、マイメロに「写真さん、お願い☆」と言われ活躍したことがありました。生身の生物、しかもメロディーマーク無しで「お願い☆」を受けた珍しいケースなのです。だからそのあと記憶を消されたのにマイメロ好きとして目覚めたのは魔法の後遺症なのだと思います。

白山君の欲望のおかげでウタたちの姿がマイメロ化。全員が頭に赤頭巾、下は全裸ではなく白い着ぐるみ。これにより、マイメロのファッションスタイルは全裸では無く全身タイツだとする説が有力になってしまいました。前半では水着や看護師服を着ていたのでマイメロ全裸説が優勢だったのですが。料理をするときのエプロン姿も裸エプロンではないのですね。

相変わらずネタアニメ的な要素が強いけど、いちばん重要なポイントは、マイメロクロミに負けて本気で悔しがったこと。体調が悪いのに外に出てマイメロの帰りを待ち、マイメロを元気付けたウタちゃんのやさしさ。

柊先輩

次回の第13話は、クロミの居候先である柊先輩のエピソード。柊先輩は悪役としての底が知れないです。優秀で、欲しいものが何でも手に入るから、夢が無い。今のところそういうキャラクターのように見えます。夢が何も無いからこの世の中がどうなってもよく、特に信念も無くクロミの悪事に協力している。正体も無く黒幕も居ない普通の人間だとすると相当性質が悪いです。それに対して主人公のウタちゃんは、母親が居ないのに温かい家庭で元気に育った良い子。柊先輩とは正反対なウタちゃんが感情をぶつけて柊先輩の心を開いていく展開になっていくとすると、このアニメ、今の時代に合った名作になるのではないでしょうか。感動しない若者に夢を与えることがテーマ。

追記 白山について

白山君のメロメロっぷりがネット上のほうぼうでキモイキモイといわれていてショックです。彼はマイメロの洗脳を受けた被害者だといえるから弁護の余地があるんだけど、素で共感して見ていた自分はどうすればいいんだ。