第37話「インヴィテイション」
連邦のウィルコット議長が命乞いをしてくるお話。キャッシーさんの報道でウィルコットの真実がメディアに載り、ピュアアムドライバーの人気がガタ落ちして次回へ続く。
戦争を止めるためにヒーローをねつ造するという「バグシーン・アムドライバー計画」を実行した連邦政府はアホなのではないかとつねづね思っていたけどようやく納得できました。議長はワラにもすがる思いで提案を認可し、それなりの成果を上げ、今は反省しているのですね。計画を持ちかけた黒幕っぽい人たちは企業か何かでしょうか。以前、戦争がどうなろうと私の思うようにできていると言っていたシムカさんは癒着しているのかも。
「平和のための犠牲」の被害者な三人、セラとニルギースとラグナは議長を許す姿勢を見せていました。敵襲でうやむやになったけど。「いまごろ後悔してもどうにもならない」と言うジェナスは、大きすぎる問題を前にすると達観してしまうタイプか。
第38話「エンド・オブ・ムーロン」
ウィルコット派の最後の拠点、ムーロンがジャスティスアーミーに陥落させられるお話。
前回、「昔はよかった」と語るだけでくすぶっていたウィルコット議長が、さらに昔に芽生えていた志、ピープルを守る気持ちを思い出して奮起。ゲストキャラの老人・奇跡のホークに触発されて男の戦いを見せていました。議長の役目は前回で終わったように見えたので、今回の返り咲きには驚きました。最後は責任をとって街ごと自爆。それを見取るのがホークさんで、ジェナスたちはわけのわからないまま撤退することになるのが上手いです。お子にはわからない、生きざま死にざまの美学があるのですよ。たぶん。
死んだといえば、ムーロン崩壊に巻き込まれてさりげなくアレンさんが死んでる。
第39話「サクリファイス」
ニルギースとシーンがお互いの性格を理解しあうお話。それについてはお前ら少しは会話でコミュニケーションしろよということで置いておくとして、メインはシャシャでした。前回ジェナスの帰りを心配するシャシャが涙を見せたところで思わず小躍りしてしまったけどシャシャ祭りの開催は今回だった! ということで、詳しくは省略。コトバ、いらない。本当は20行ぐらい書いたけどキモイので没。
ピュアアムドライバーたちはムーロンから撤退、キャッシーさんにゼアムのピースを奪われてしまい次回へ続く。
第40話「レディ・サポーター」
マリーさんが出資者にこれまでの経緯を説明するかたちで総集編。現在の戦局と今後の方向性がわかりやすくなったうえに、マリーさん主演の心温まる一エピソードとしてもまとまっていておもしろかったです。
冒頭、ジャスティスアーミーのジノベゼが演説。説得力が無い上にしょぼいのはわざとなのでしょうか。戦争は終わったけど平和にはなっていないということで、反ジノベゼのキャンペーンを張るために張り切るマリーさん。最近目立たなかったのは放送機材が無いからだったのですね。壊したのはパフだっけか。
ピュアアムドライバーの真の目的を執拗に聞き出そうとするおばあさんがスパイなのではないかと匂わせたあと、一転して最後は無事に交渉成立。
「ランの花を咲かせるように、慎重で繊細な仕事よ、できる?」
ピュアアムドライバーたちを花に見立てるなんて小粋な余韻のある終わり方でした。
回想シーンを見て初めて気がついたけど、ニックさんの髪型ってザンギエフみたいですね。