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ボーボボはおもしろいですよ

自分は、小学生になる前から週刊少年ジャンプを読み続けてきました。そのなかで、普段ジャンプを読んでいない友だちにジャンプのマンガを読ませてまわったことが二回だけありました。『すごいよ!マサルさん』の第1話と、『ボボボーボ・ボーボボ』の読みきり版のふたつです。マサルさんは多くの人に好感触だったけどボーボボの反応はいまひとつでした。「よくわからない」と言われることが多かったのです。ギャグマンガは好みの差が激しいものだけど、ボーボボをおもしろがっているのは自分だけなのかと思いました。

その後、意外にも、ボーボボは壊れること無く続いていきました。「ギブミー炭水化物!」とひとりで叫んでいる小学生を見たときは、孤立気味の小学生には人気があるのだなと思い、電車内の床に座っている高校生たちが「あんなマンガが載っているようじゃジャンプも終わりだよなー」と言っているの聞いたときは、高校生黙らないかなーと思い、2002年の12月にゲームが出たときは、ハドソンハジけすぎだろ、と思ったわけです。

だから現在、ボーボボが人気があって満を持してアニメ化されたような雰囲気でゴールデンタイムに大絶賛放送中であるという事実には驚きを隠せません。しかも、ほぼ原作に忠実に。こんな変なアニメが普通に受け入れられている日本って国はすげーな、大丈夫か、と思う今日このごろです。知り合いからも「ボーボボおもしろい」という声が聞かれるようになってきました。「つまんね」という声のほうが大きいけど。小学生はゲラゲラ笑って、一緒に飯を食っている大人にはどこがおもしろいのかさっぱりわからず怪訝な面持ちというステキな状況になっているらしいです。

自分はボーボボを小学生向けだとも下品だとも20代後半向けの懐かしネタがおもしろいだけだとも思ったことはなく、アッパー系ギャグマンガの最先端のひとつであると思っています。勢いだけの使い捨ての小ネタを一人のキャラが脈絡無く連続で繰り出しつつ、基本的にはバトルマンガとして展開していくようすが新しいと。

で、アニメのボーボボはどうなのって話ですが、自分はいまのところ作り手の設定した速度できっちり笑えています。声優の演技など、アニメならではの要素も楽しくなってきました。

今週分は安心して人におすすめできるほどのおもしろさでした。けっこう評判も良いらしく、この調子でいけば社会現象になる恐れもあるので、未見の人は研究目的でもいいから一度見ておくべきです。それでアンチになるも良し。