hl.hatenadiary.jp

日記。アニメ感想とかゲーム感想とか。自分用メモ。フッターにある「日記内の検索」を使うと便利。

ミュータント・タートルズ

アニメ『ミュータントタートルズ』が先月で最終回。まだ続きがあるみたいだけど放送は一年間で終了してしまいました。よく動くチャンバラアクションで、ただ漫然と眺めているだけでもおもしろがれるアニメでした。基本的には異形のヒーローものだけど人間を助ける意義に悩んだりすることもなく、さまざまな珍獣たちが登場、裏社会で抗争が繰り広げられる展開。最終回のエンディングでのやりとりを聞きつつ振りかえってみると、親子の話、家族の話が多かったです。ヒロイン的存在のエイプリルは仕事場が爆破されがちで、亀たちに関わったおかげでさんざんひどい目に遭っていたけど、亀たちとのあいだには擬似家族のような絆が生まれていました。自分は、珍獣に振りまわされるけどなんだかんだいって受け入れてしまうダメヒロインが好きなので、エイプリルは顔が角張っているわりに良いヒロインだと思えました。

小学生のころ、初めて自分でお金を出して観に行った映画がタートルズの着ぐるみ実写版でした(同時上映は『プロジェクト・イーグル』)。ファミコンスーファミのゲーム版もありました。2人同時プレイのできるアクションゲームだったのでよく遊びました。あのころ、少なくともうちの学区では、タートルズは流行っていたといえます。旧アニメ版の、富井副部長の脳が直接しゃべっているような敵キャラ(クランゲ)の声を真似する人も多かったです。給食の時間などに唐突に。甲羅は防御に使われることが少なく邪魔なだけだからピンバイスでニクヌキして軽量化を図ったほうが強いんじゃねーの、でも強度が下がるよ、というようなタートルズ強化案を話し合ったりもしました。

だからタートルズにはそこそこ親しみがあり、今回のアニメも全話見たわけですが、未だに、4匹の顔と名前が一致しないです。二刀流がレオナルドで、亀で、なに色だっけ、思い出せない。そもそも、なぜこんなキャラ造形にしたのかが理解できません。のろまな亀が忍者だったら意外性があって大爆笑だよねというコンセプトはわかるけど。「セレブ犬」と同じようなノリで。でも、それを同じ姿でハチマキの色だけ変えて4匹並べるなんて、それが受け入れられるなんて。