GBA『ふたりはプリキュアMaxHeart マジ? マジ!? ファイト de IN じゃない』。タイトル名が無駄に長くて意味がわからないわりにゲームの難度は高いという噂があったのでやってみた。
アクションゲーム。出来はふつうのキャラゲーなのでアクションのおもしろさはそこそこだけど、ほどよく性格の悪いステージ構成になっていてやりがいのある難しさだった。敵の攻撃のほとんどがだまし討ち。遊園地のアトラクションにザケンナーが取り付いたという設定なので背景のオブジェクトが突然変身して襲い掛かってくる。そのなかを三角跳びや跳び蹴りなどのジャンプアクションを使って進んでいくんだけど、うかつに飛び込んだ先には必ずといっていいほど的確にダメージ床が設置されている。大量に出てくる1種類の敵を蹴りでなぎ倒してゴメンナーを飛び散らせまくるような場面は爽快だけど、攻撃のリーチが短いので体力は削られる。体力回復アイテムもあるけど、ダメージを受けるリスクの高い場所に置いてあり、取りに行くのはためらわれる。やられるとステージの最初からやりなおし。1ステージに20分ぐらい掛かるので戻されるのはつらい。最終ワールドはクリアするのにじっくり腰を据えて3時間ぐらいかかった。各ワールドのボス戦は体力が満タンになるのでごり押しで勝てるけど。
ミニゲームではミポ・メポ・ポルンが空を飛ぶ。一見、夢があるんだけど、障害物は針の山。後半のステージでは難易度が上がり、針のむしろのようになる。ゴールするとシークンが「ゴールデスー」と言う。アニメと同じく相変わらず直球の凡コメントだ。かわいい。シークンはパッケージ裏に描かれていたので活躍を期待していたんだけど、出番はこれだけ。
もうひとつのミニゲームはかくれんぼ。どこかに隠れたミポ・メポ・ポルンの位置を12箇所の中から3つ選択して当てないといけない。手がかりは何も無い。超能力開発ソフトか。何かヒントを見落としているのかもしれないけど。
全部のアイテムを取ってクリアするまでに3日もかかった。キャラがプリキュアじゃなかったら投げ出していた。アクションゲームは得意なつもりだったんだけど自信を無くした。