おもに新井里美さん目当てで『宍戸町フォーチュンきっす』という舞台を観に行ってきました。
ビジュアルボイスドラマというスタイルの舞台。舞台の真ん中にスクリーンがあって、ギャルゲーみたいに立ち絵と背景とイベント絵が組み合わさったスライドショーが表示されて、その横で声優陣が台本を持ってマイク前に立って声を当てる、珍しい形式です。
キャラクターの映像と、声優そのものと。見るべきところは二つありますが、自分はおもに声優のほうに注目していました。出演者は観客をあまり意識することなく台本に集中していて、それは声優の本業であり本領を発揮している瞬間なわけで、声優が唾液を噴出しながら熱演しているようすを眺めつづけることができる、レアな舞台でした。
ストーリーはアニメでいうところのいわゆるオチモノで、そのシリーズの第四話という位置付け。主人公の男子をそっちのけにして女子たちの友情が展開されるエピソードでした。おもしろさはそこそこでした。パッケージ向きの話をあえてライブでやったということに意義があるともいえるし、悩ましいです。
終演後にロビーで出演者と歓談できる機会が設けられていたのだけど即行で帰りました。自分は声優を畏怖してしまう傾向があって、さとみんのほかに島涼香さんとか伊藤舞子さんとか三五さんとかまでいるであろう声優含有率の高い空間に居続けることができず駆け抜けました。感想も浮かばなかったし。会話しなかったことをあとで後悔するのだろうなと思いつつ。
