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ゲーム感想 PS2『My Merry Maybe』

マイメリの続編『My Merry Maybe』。通称マイメビ。前作の余韻が残っている状態だと「CANDY HEART」にレゥのセリフが重なるオープニングデモムービーを見るだけで心が動かされてきついのでちょっと間をあけたけど一気にクリア。

前作と主人公が違うけどメインヒロインのレゥは同じってどういうことだ、時代設定はいつなんだ、前作の主人公はどうなってしまったのですかといろいろ疑問を抱えつついくつかのエンディングを見ても話の全体像はわからないまま、ルート制限により先が読めずフラストレーションが溜まってきたころ、前作でバッドエンド扱いだったリースさんの登場でテンションが上がり、さらに進めると新キャラ・ライカが登場、これまたかわいい。良いところで新型機が投入されて期待が膨らむ燃える展開。

40時間近くかけてコンプリート。May と合わせると70時間ぐらいです。ストーリーがおもしろくて引き込まれました。文字送りするたびに予想のちょっと上を行かれる感じ。メモをとるほどややこしくもなく、バレバレの謎を延々ひっぱるようなこともなく、文章の難度が自分の読解力にぴったり合っていました。

各ヒロインそれぞれの境遇から語られる、命とか成長とか生きる目的だとかのテーマもストレートに伝わってきました。やっぱり、前作の主人公は幸せなのかもしれない、自分もしっかり大人にならないといけないなあと考えさせられたりしながら、とりあえず穂乃香さんはかわいいなあと思うわけですよ。一作目のみさおエンドを踏まえた上で、レゥ、ライカを踏み台にした上での穂乃香ですよ。レゥについての話は一件落着したけど穂乃香さんの側にはまだドラマがありそうなので次を、続編をぜひおねがいしたいです。

May と Maybe のどちらが好きかといえば May のほうが好きです。Maybe は大掛かりなうえにまとまりのある名作だけど、Maybe をやると May で描かれた日々がとても大切に思えてきます。Maybe は文字通り「おそらく」の話に過ぎなくて、May の主人公とヒロインが何事も無くずっと幸せでいられる可能性はいっぱいあるはず。