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ワンワンセレプー それゆけ!徹之進 最終回

アニメ『それゆけ!徹之進』が最終回。去年。開始当初の設定は、ペットのトイプードルがかっこいい王子様に変身して女の子のピンチを救ってくれるというファンシーなものだったけど、どこで間違えたのか、企画段階から間違っていたことに気付いたのか、シリーズ中盤は発明や魔法など何でもありの犬の社会を舞台にしたコメディになっていきました。終盤は敵の犬組織が台頭したことにより火力の強いバトルアニメ化。東京が壊滅したり宇宙に行ったり2~3匹の犬が犬死にを遂げたりしつつ最終的にはスターウォーズ風にまとまったみたいでした。もともとは女の子向けの番組だったような気がする。

スターウォーズ風の親子の因縁は数週間引っ張った末に勘違いで片付けられました。徹之進のことをしっかり覚えていると言った母親のエピソードが台無しに。そんな、最後まで本気なのか壮大なギャグなのかわからない、飄々としたアニメでした。名作回も多いけど素直に感動したら負けのような気がして悩ましい。

最初のころは5メートルの血統書を見せびらかしていた徹之進がしだいに血統にこだわらなくなり、仲間を助けるために血統書を捨て、犬の世界の中でリーダーとして認めらるようになっていったこと、そして、徹之進の土下座の説得で最後の戦いの決着がついたこと、など、冷笑的な作風のなかにも美徳があった、と、思います。

ウィーヴのプレスリリースは放送開始前に見たときも笑ったけど、いま読み返してみると白々しさが際立っていてさらに味わい深いです。

http://www.weve.jp/press34.pdf

本作品のテーマは、家族愛です。

まあ、だいたい合ってる。