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ゲーム感想 PS2『幸福操作官』

PS2『幸福操作官』をクリア。SCEはパッケージを見ただけでも売れそうにないことがわかる実験的なゲームをときどき出すんだけどこれもそのうちのひとつ。

箱庭内の住人100人の暮らしを観察するゲーム。ひとりひとりのテンションを上下させて全員を幸福にすることが目的。住人たちは極端な性格なので過半数が変態。マゾ、キモオタ、ストーカー、勘違い女、守銭奴など。そんな人たちを真人間に更生させるのではなく願望を充足させる方向に話が進み、1日ごとの評価は「今日も一日中 動かずに家でごろごろしていたぜ! オレほど意志の強いやつはいねえな!」、ランクA、というような、「幸せとは何か」について考えさせられる結果になることが多いです。

難度が低く、簡単に住人を幸せMAXな状態にできるため、展開が単調に見え、敵が邪魔をしに来る頻度も多くなり、不快。数カ月に一度しかプレイ意欲が湧かないほどつまらないゲームでした。

でも、その退屈さや不快さがあるからこそエンディングで語られる逆説的なメッセージが見事に活きるので、狙ってつまらなくしたゲームなのだと思います。画期的なことに。