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こてんこてんこ 最終回

アニメ『こてんこてんこ』がついに完結。先月。天の星はこてんこがほとんど集め終わっていたそうで、最終回は前後編で地の国の大魔王との最終決戦でした。

女王様曰く、これまでの冒険でこてんこは強さを、まてんこはやさしさを学んだらしい。心を制御できるようになったこてんこが自力でまてんこから回復。まてんこは消滅? 共存がベストだと思うんだけど、どうなんだろう。

「一度失った自然は戻ってこない」「川や海を大切にしよう」「再利用できるものとそうでないものを分けることが大事」「地球を守りましょう」

これは教育的でPTAも大喜びなアニメですね。地の国は死の国だとかひどい言われようでした。それほど悪いところには見えなかったけど。臭いものに蓋をしてきれいに片付けられた感じです。シリーズ終盤になってから急にエコロジーを語り出すなんてピックちゃんは本当に考え方が昆虫っぽくてかわいいですね。これでシリーズ中盤の重要キャラだったルーが放置されたまま終わったらどうしようかと思ったけど最後にちらっと出ていたので安心しました。

女王様曰く、危機に直面している国が他にもある、それは人間界だということで、こてんこたちが東京っぽい世界にやってくるエンディング。着ぐるみのこてんこが全国の幼稚園をまわって「こてんこ体操」をする営業活動に繋げていく気ですね。

女王様は最終決戦でもモニタで見守りながら留守番。戦いのようすだけでなく人間界までカウチポテト気分で見通せる天の国の科学力。こてんこを旅立たせるのは王になるための試練だそうですが、半分は女王様の趣味だと思います。こてん号の路上駐車を通報されて困るこてんこなどを天上からウォッチして楽しげな微笑を浮かべるのではないでしょうか。

こてんこは現実世界では妖精に話しかける全裸の自称王子として即行で補導されそうです。ピックちゃんたちは妖精だから普通の人には見えないかもしれない。だんしゃくたちは生活力がありそうだけど。東京の暮らしに順応して荒んでいくのも王子の社会勉強だと思います。地球の危機についてはアイちゃんが適当に植物を撒いておけば回復は容易いんじゃないですか。

そんな、すべての出来事が女王様の手のひらの上のような雰囲気の漂うアニメでした。この世界も女王様のモニタリングの範囲内でエンジェルリングの射程距離内だと思うと日々の暮らしが楽しくなります。