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新番組 ギャラクシーエンジェる~ん

アニメ『ギャラクシーエンジェる~ん』、スタート。原作ファンなのでヒロインたちが揃って飯を食っているようすを眺めているだけでも幸せな気持ちになれてしまうわけですが、それを差し引いて見てもおもしろかったです。勢いを重視したセリフまわし、バラエティ感覚で下ネタ気味のくすぐりの数々、安っぽさも魅力になってしまうジャンクフードみたいな味。岸誠二監督の前作『マジカノ』に似た期待通りの映像でした。

第1話「出撃!天使のスクランブる~ん」。寮生活をするエンジェル隊が、市長からの依頼を受けて街の事件を解決するお話。後半は話のスケールが一気に宇宙にまで拡大。追い詰められた悪役が巨大化、メンバーは紋章機で出撃、1万隻の宇宙艦隊と戦闘、ナノナノの回復技で回復した各機がそれぞれの必殺技を発動、一件落着。技名を叫ばなかったのがちょっと物足りないけど、3DCGで表現された戦闘シーンは毎回のバンクシーンになったとしても満足できるほどのカタルシスがありました。だって、紋章機がかっこいいのですよ。鶏ガラみたいに有機的なデザインだった前作の紋章機から一転して、タカラ(当時)がおもちゃを出しやすそう(当時)な無機的なデザインになったため、賛否両論あったルーンエンジェル隊紋章機が。機体を模ったユニーク文房具を発売してほしいほどかっこいいです。

リコにセクハラをして吹っ飛ばされそうな男性レギュラーキャラは見当たりませんでした。寮の管理人はオカマだし、市長は無駄にCGだし。男性に触れられると怪力を発揮するリコの能力の扱いは「使えなさそうな設定だな」。ギャグ作品はその場の勢いで自由に怪力になれるものだから条件付きの怪力キャラが居ると逆に他の制約になって面倒なのかも。

ナノナノは「~なのだ!」という断定調の一言コメントで合いの手を入れる便利なムードメーカーとして機能していました。しっぽをできるだけ動かしていく方向性のようなのでうれしいです。画面から見切れてしっぽだけを動かしていたりして激キュート。

リリィさんは隊長として活躍。ゲーム版のおかげで存在自体がおもしろい人です。「M」だとか言っていたけど意味はよくわかってないんだろうなあとか思えます。

リコの怪力、リリィの剣術、カルーアの魔法、アニスの借金、ナノナノの尻など、アニメで見たかったシーンがひととおり盛り込まれた、キャラクター紹介みたいな第1話でした。エンジェル隊がヨゴレ集団になってしまうことを覚悟していたけどかわいらしさは維持されていました。