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七月は入院していた

久しぶりの更新です。今月はずっと入院していました。小腸の具合が悪くなって病院送りになることが数年に一度あるのです。風邪とかの影響で。持病のようなものですね。食事を制限して安静にしているだけで治るのでたいしたことはないのですが。今回はいちばん長引いた。

入院中の飲食はいっさい不可でした。点滴が栄養になるので空腹感は無いんだけど、何でもいいから食べたい、噛みつきたいという欲求、食欲がわいて仕方がなかったです。病室のテレビで見る番組はグルメ番組や料理番組が中心になりました。文字通り、食い入るように見てました。食えるか食えないかを基準にして番組を選ぶようになり、動物番組を見てもヨダレが出ました。

アニメもいろいろ見ました。病室は21時消灯なので深夜アニメは無理だけど、夏休みでアニメスペシャル的な番組が昼間に多く、充実したアニメ視聴ライフをおくることができました。特にBS2で『フイチンさん』や『ジャイアントロボ』などのおもしろアニメが多数放送されていたのが有り難かったです。もう、放送衛星に足を向けて寝られないです。

OVAジャイアントロボ』は何度見ても過剰でおもしろいです。アカシックレコードを読めるのがデフォみたいな人たちが変態的なバトルを繰り広げるアニメです。衝撃のアルベルトは衝撃的過ぎ。素晴らしきヒィッツは素晴らしすぎ。吾先生は大事なことを見落としすぎ、そしてすべては孔明の策。主人公の大作少年のことはどうでもいいや……、と思っていたのですが、今回改めて見返してみると、大作少年がすごいかっこいいと感じられるようになりました。あの若さでロボを託されて挫折して絶望して復活するなんて、並の半ズボンにはできないことです。応援するような気持ちで見入ってしまいました。主人公に感情移入するのではなく、主人公を見守る大人のほうに共感できる歳になってしまったということでしょうか。

ラジオは電波が入らなくて聞けず。持ち込んだGBAはバッテリー切れ。テレビを見て寝る他には何もすることが無く、とにかく暇でした。他にやったことといえば、少年チャンピオンの模写、うさだあかりの髪のうねうねした部分はどう描くのがベストかについての研究、ファイプロの新作で作る予定のエディットレスラーの経歴や因縁などの設定固め、いろいろな言葉の前後に「クールビズ」を付けてどんなものか想像してみる遊び(クールビズ義経とか)、など。

内科なので同室の入院患者は年配の人が多く、会話は不健康自慢、臓器をいくつ摘出したかを競うようなハード寄りのものがほとんどでした。歳をとったらオムツを使うよりも人工肛門にしたほうが便利だとか。そういうもののお世話になるのは自分にとっては50年ぐらい先の話ですねー(50年後の人工肛門ってミサイルとか小型戦闘機とか発射できそうですよね、イメージ的に)、というような受け答えをするしかなくてつらかったです。

四週間弱で無事退院。クーラーの効いた病室での快適な暮らしに慣れていたので外の蒸暑さに驚きました。リゾート地に来たような感覚になりました。汗腺が衰えてしまったようで汗が出ない。ずっと室内にいて梅雨も台風もスルーしたせいで季節がよくわからなくなっています。もう夏なんですね。出遅れました。