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アニメ感想『マシュマロ通信』#38「バック・トゥ・ザ・プロポーズ」

サンディがタイムスリップして両親のプロポーズを見届けるお話。映像まで「バック・トゥ・ザ・~」ぽかった。毎回何かしらの映画を下敷きにしているのだろうか。

タイムスリップに巻き込まれても動じず、渡りに船とばかりに両親をウォッチしに行くサンディ。メルヘンティックな出来事への耐性だけでなくSFの素養もあったのか。

過去が明らかになってもサンディの両親の神秘性は変わらなかった。パパはパパのキャラを保ったままでプロポーズという人生の一大イベントを乗り越えていた。パパとママは今回の時点ですでに仲間も認める好き同士の仲だったようで、どうして好きになったのかは不明。手を繋ぐラストシーンがエンディングテーマの歌詞に繋がっているような気がしなくもない。

元の時代に戻ったサンディが、歴史が変わってしまったのではないかとドアを開けるのをためらう描写が良い感じだった。サンディパパのプロポーズシーンはカミナリ鳴りまくりでしびれたし、サンディママのガール度も高いし、昔のサニーさんも見れたし、おまけにキャラ総出演で年末カウントダウンと盛りだくさんで、久しぶりにおもしろい回だった。前回の予告でパパがスペースファミリーの格好をしていたことがすごいネタバレだったけれども。

プロポーズのシチュエーションと、スペースファミリー768話「スペースボーイの大晦日の巻」が欠番になった事実は、サンディがタイムスリップする前から変わらない、歴史の必然だったように見えた。サンディパパによってスペースボーイは主役回を台無しにされ、安定した長寿番組のスペースファミリーには汚点が残された。もしかすると、スペースボーイがサンディに近づいてきた動機は15年前の怨恨にあり、今回のタイムスリップ事件も復讐の一端で、サンディファミリーの過去の罪を知らしめることが目的だったのかもしれない。