NHKのアニメ『無人惑星サヴァイヴ』が最終回。一年間楽しかったです。
誰が宇宙船ごと重力嵐に突っ込むかを決めるところで、ロボットのチャコが「私が死んでも替わりはいるもの」みたいなことを言い出して犠牲になってしまうのではないかと心配しながら見ていました。チャコは自分がロボットだということをすっかり忘れているようで本当に良かった。もし、チャコが壊れて、チャコと同じチャコをバックアップから復活させたとしても、それはチャコだとはいえないと思うのですよ。だから鉄腕は納得がいかなかったとかそれはさておき。ルナたちはコロニーに無事生還。持ち帰った宇宙船のハイテクを利用したのか、地球の環境も再生。宇宙開拓が進めばアダムとも再会できるかもね、という、希望に満ちたエンディングでした。
後日談はほとんど描かれず、カップリングも明確にならず、視聴者それぞれがいくらでも想像を膨らませることのできる、自由度の高い終わり方でした。キャラクターは個性的だし、細かい突っ込みどころはすべてナノマシンで説明が付くし、妄想力しだいでおもしろさが変化する、良い素材だったのではないですか。メノリはアダムに頻繁にヴァイオリンを聞かせてあげていたのだろうなあ、画面には映っていないけど、などと。
