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ゲーム感想 PS2『メモリーズオフ~それから~』

KIDのギャルゲー『メモリーズオフ』シリーズの新作。

最初は状況に流されるまま選択肢を選んでいったから何事もなくノーマルエンド。今回はメインヒロインときっちり別れる選択をしてから他のヒロインのルートに行く構成になっているっぽい。ヒロインとのフラグが立たないまま終わったけど、最後が卒業式の場面だったのでそれなりに満足してしまった。舞方香奈(香菜?)が水泳部の部長になったらしいとかタモルが「ほぉー」と言う番組をはじめたらしいとか、前作までのキャラのその後を知れて、(本来の趣旨とは違うけど)楽しかったし。

次はカフェ編へ。ある事件が起こって、こやまきみこ声のキャラに「防衛しよう!」と言われる展開。あうえう。こやまきみこさんの、シリアスな声で怒る演技を初めて聞きました。新鮮な驚きです。

縁編は兄への恋愛感情に悩む妹が煮詰まって心の病気にかかって病院送りになる展開。妹キャラの妹っぷりが高度で破壊力高いので一日二時間ぐらいのペースでしか進められなかった。

雅編は王道な展開。婚約者がどんな扱いをしてたのかは深く考えすぎないほうがいいのかどうなのか。木瀬歩役の白石涼子さんが良い仕事をしてました。関西弁のイジワルキャラで後半おいしい役どころです。

というわけで全エンディングを見終わりました。ヒロインそれぞれの話の展開がこれまでのシリーズのいいとこどりのようでおもしろかったです。過去のシリーズをやっておけば脇役が語ることのバックボーンを知れてさらに楽しめます。主人公が記憶封鎖(メモリーズオフ)してること以外は特に奇をてらったところは無くて、真っ当な恋愛ドラマになってました。前作はヒロインそれぞれの悩みを解決することに重点が置かれてましたが、今作は、障壁が残ってるけど好きなら何とかなるじゃないかという、「それから」を想像させるおわり方の話が多いです。

総プレイ時間32時間。メッセージ達成度36513(94%)。前作と比べてボリュームは約1.5倍。

で、それから、メッセージ達成度100%を目指す遊びに移行。100%になっていないシーンの内容から序盤の選択肢による違いを推理して選択を変えてから文章スキップ状態にして放置、テレビのチャンネルを変えてニュースなどを見ながらPS2本体のシーク音の変化に注意しつつ待ち、未読部分を洗い出して達成感を得るという楽しみ方。