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ゲーム感想 DC『Ever17』

先日発売されたギャルゲー『Ever17 Premium Edition』を買いました。『Ever17』は気になっていたけどやるタイミングを逃していて、このたび、追加要素付きの廉価版が出たのでドリキャス版を購入。

最近ちょっと忙しいというか忙しいふりをしないといけないので、プロローグをちらっと見るだけで封印してギャルゲーを心の片隅に置くことによって他の作業の能率を上げようと考えていたけど、KIDゲーはシステムが快適だからついつい読み進めてしまって、伏線満載で続きが気になって仕方が無いので、予定を変更して一気に全部クリア。

前作『Never7』は『Infinity』の不満点を追加シナリオで補強することによって名作になりましたが、この『Ever17』は最初から謎を残してひとつのヒロインのルートをクリアしてもわからないことが思わせぶりに残されていて、すべての人が最終シナリオまでやり遂げることを前提としたつくりになっています。だから、それぞれのヒロインのエンディングを見ても、最終シナリオで明かされる(だろう)謎が気になって感動が弱い感じでした。

このあとの文章は少しネタバレのような気がするので未プレイの人は適当に読み流してください。このページのアクセス数はゼロだからどうでもいいですが。

ココ編の途中から先が気になって気になって仕方が無い状態になったので、謎について考えるのをやめて、読み進めることに集中してしまいました。だから深く入り込みすぎて六段階ぐらいミスリードさせられました。もっと離れた視点から物語を見るようにしないといけないですね。

最後の種明かしのあとの大団円は、すべてのヒロインのエンディングを肯定したうえでみんなが幸せで、そのあとも幸せが続くことが予想されるという最高のものでした。主人公が複数いるとかのややこしい仕掛けはこのためにあったのだと思います。そんな中、脇役の男キャラは報われること無く終わってしまいますが、この人がヒロインの一人とくっつくことになっても文句を言うプレイヤーはいないと思います。それほど読後感が良いです。エンディングからエピローグまでニヤニヤしっぱなしでした。