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ゲーム感想 DS『コロぱた』

DS『コロぱた』。ゲーマーズのみ特典テレカ付き、他店では入荷ゼロっぽいというレア感に惹かれゲーマーズで購入。

ステージ上にアイテムを設置し、勝手に動くキャラクターを誘導していくパズルゲーム。キャラクターは女子。女子を飴などで誘うゲーム。ドリキャスの『タコのマリネ』を思い出した。体力と機嫌によって行動が変化するので女子である必然性はある。

ステージがピタゴラ装置みたいになっていて物理演算されているのが特徴。ボールがぶつかって崩れていく積み木の山などけっこう細かい動き。そこに板を設置してボールを跳ね返らせたりして道を作り進めていくのだが位置や角度の微妙な違いで結果は大きく変わっていく。推力のあるロケットなど新たな仕掛けが登場するたびに悩ましくなっていく。

タッチペンでアイテムの配置を微調整してリトライを繰り返し、少しずつ正解に近づいていくのが楽しい。解けたと思っても使い終わったアイテムが邪魔になって動けなくなったりする。体力回復用のケーキをクッションとして使うなどひねりの効いたステージも多い。悩んだすえ、別のひらめきですんなり解けたときなど自分は天才なんじゃないかと思えて爽快感がある。全体的には作り手のずる賢さを感じる。

全128ステージ。終盤のステージは時間がかかりました。アイテムの配置を微調整、無理だと確信したら他の方法を試す作業の繰り返し。1ミリずれただけで失敗になる仕掛けが多いのでしらみつぶしに調べねばならない。苦行だけどプレイ意欲は落ちませんでした。振り子などの物理シミュレーションのようすを眺めているだけでも楽しいので。こういう物理演算ゲーは iPhone のアプリなどでよくあるのかもしれないが知らない。

ヒントを書き残しておこうと思って序盤を再プレイしてみたけどすでにやりかたを忘れたステージが多い。これを解いた過去の自分は天才だったのではないかと思える。難しい。楽しい。

そしてなにより、ドット絵がかわいいです。会話画面の吹き出しの出かたとかも気持ち良い。

いちばん悩んだのは99面。悩んだまま年越し。ネットで検索してヒントを見たので敗北感があります。ステージの目標物がパンツなのでよけいくやしかったです。

ストーリーやキャラクターについては、序盤は主人公の言動に既視感があっていまいち乗りきれなかったけど、しだいにメッセージ性を感じて好きになりました。最後はちょっと感動させられました。最終2ステージのような、物語に絡んだデザインのステージがもっとあってもよかったかも。

最近のゲームとしては不親切で大変だったけど、クリアしてから振りかえってみるとすべてこれで良かったのだと思えます。苦労したぶんだけ達成感も大きい。思い出を振りかえる意味で再プレイしてみたけど解法をすっかり忘れたステージがほとんどで、このまま新鮮な気持ちでもう一度最初から遊べてしまいそうで困る。