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ぽてまよ

アニメ『ぽてまよ』が先月で終了。BGMやセリフが控えめで行間を読ませる系の語り口でおもしろかったです。監督が全話の絵コンテを担当したことによる統一感のおかげかも。

ほのぼのアニメだけど、終盤は生き死にを語るまでに発展。珍生物が居なくなったと見せかけて帰ってきたエンドと母親ネタを合わせて、最後はダンスで大団円、という、感動的な終わりかたでした。主人公の家庭内暴力の激しさが気になっていたんだけど、それも最終回の論点のひとつとして回収されていました。

珍生物の生態系が明らかになったことには驚きました。ぽてまよの存在の謎については序盤に「どうでもいいか」で済まされたので、たるとみたいに猫を擬人化して映し出しているアニメだと思って見ることにしていました。ぐちゅ子の器物破損も猫ならよくあることだし。またはカッパ。その実態は、頭に花が咲いて増える、種子植物のようなものでした。生殖器官である花が頭の上に生えるということは、ぽてまよの、人の頭の上に乗ったり、鳥を頭の上に乗せたりする癖は、受粉のための生殖本能まる出しの行為だったのですね。そう考えるとものすごいエロいアニメだ。

キャスティングも良かったです。ネットラジオ香菜とあゆみのまよらじ」第14回に原作者の御形屋はるかさんがゲスト出演していますが、それによると、原作者本人がオーディションのテープを聞いて選んだ第一候補がそのまま全員採用されたとか。