KIDのギャルゲー、『セパレイトハーツ』。ソフマップで安く売られていたので買いました。15時間ほどで100%コンプリート。
各ヒロインのエンディングを見たあとトゥルーエンドのルートが開いて大団円を迎える構成。主人公は交通事故に遭って記憶喪失気味。各ヒロインの名前が「朱」「碧」「藍」、「ひかり」、「真夜」。そんなわけで、『MB』っぽいので、プレイ開始から数秒で各ヒロインの関係や主人公の境遇や世界の秘密にまでだいたい見当がついてしまいました。だからストーリーに驚きは無かったんだけど、謎の明かし方に無駄が無くすっきりまとまっていておもしろかったです。可能世界やループもののギャルゲーの入門編として良い感じです。
スタッフは外注っぽいのに内容はKIDゲーらしいKIDゲーでした。主人公が記憶を封鎖(メモリーズをオフ)していたり、幼なじみが(略)。交通事故に遭いがちだったりします。バッドエンドが各ヒロインのイメージカラーにちなんだ見立て殺人みたいになっていたりして、KIDゲーでよくある展開が様式美の域に達しつつある感じがしました。
ただ、KIDゲーとしては電波・非常識・ウザキャラの類いが足りないです。ペンギンのぬいぐるみと話せる程度では物足りない。逆にいえばふつうに多くの人におすすめできるということだけど。