迷惑メールの影響でネット上ではオオアリクイが話題になっていたようだ。「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。」という件名で興味をかき立てておきながらメール本文でオオアリクイについての直接的な描写を一切しない文章の組み立ての上手さが受けたのだろう。
虫も殺さないようなおとなしそうな顔をしていると見せかけてピンポイントに虫しか食っていないわりに意外と腕っぷしが強いという生態の不思議さで地味に人気珍獣だったオオアリクイだがこれで一気に悪評が高まった。殺人のレッテルが貼られた。オオアリクイ業界にとっては迷惑な話だ。殺された主人がアリだったのかもしれないのに。または、働きすぎて死んだ主人を働きアリに例えた詩的表現かもしれない。
と、迷惑メールに釣られて盛り上がってみた。うちには届いてないけれど。迷惑メールは撲滅されるべきであり、話題にすること自体を快く思わない人も多いのだろうが、自サイト上で4年に渡ってメールアドレスを公開し続けているにもかかわらず迷惑メールが一通も来ない、googleのクローラーも来ない、自分にとっては新鮮で興味深いことなのだ。
