登場人物たちが作った映画を劇中劇としてまるまる流し続ける第1話。ダメな映像を手の込んだアニメで再現するなんて倒錯的なことになっていました。ジャガーさんの「がっかりイリュージョン」みたいな、気まずいおもしろさをアニメで伝えるという難しそうなことをしているわけで、勇気があるというか、視聴者に対する信頼があるというか。
いつもなら、はいはいすごいすごい、ケッ、と思って自分の心の狭さを痛感しながらテレビの電源を切って寝るところだけど、ひどい仕事をさせられる劇中のヒロインのおもしろさに惹かれて見つづけてしまうのでした。