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冒険王ビィト エクセリオン 最終回

アニメ『冒険王ビィト』、アニメオリジナルでの半年間の続編シリーズが完結。原作との兼ね合いがあるからメインキャラに変化を与えることができないという制約があるだろうにもかかわらず本編に匹敵する盛り上がりを見せていました。無数のモンスターが群雄割拠しているという元々の世界設定の大きさと、ビィトの性格設定がしっかりしているから、話を広げやすいのだと思います。ジーク戦士団のことは忘れました。あと、アニメオリジナルキャラの能力がビィトをパワーアップさせることなのも良かったです。より強い悪役を登場させ、無理なく倒すことができた。いや、バウス獄長以外はへっぽこだったけど、へっぽこなのもビィトの味です。バウス獄長は最後までかっこよかったです。前回の戦いはビィトのベストバウトでした。

ただ、ニャンジャマーには死んで欲しかったです。全てのヴァンデルを倒して暗黒の世紀を終わらせるという大目標を語り直したビィトが、そのすぐあとに偶然再会した最弱ヴァンデルのニャンジャマーを見逃してしまうなんて。ニャンジャマーはコメディ担当の憎めないキャラだったけど、どんなに味のある敵キャラに対しても容赦ない攻撃性を示して息の根を止めてしまうところがビィトの美点であり、倒した敵のほとんどを味方にしてしまった週刊少年マンガとは一線を画すところなのに。フラウスキー、ベンチュラ戦のように、逃げたところをサイクロンガンナーで撃ち抜いて視聴者を唖然とさせてほしかったです。