びんちょうタンが街に出て仕事をするお話。体を張って、お米をおいしく炊き上げたり、水をまろやかにしたり、靴の臭いを消したりする。効用を説明するナレーションを入れれば備長炭のCMにも使えそうな完成度。妖精みたいな存在だから衛生面での問題は無くて便利。「それは例えばこんなイメージ」というナレーションで補足は入っているけど、ペットボトルの中に居るときとかの伸縮自在な姿は不思議なインパクトのある映像になっていました。びんちょうタンは備長炭を擬人化したキャラだけど、備長炭を体現したデザインではなく、ただ単に備長炭を頭に乗せただけという取って付けたような大胆さがおもしろいです。
お米袋の中身が尽きたり、仕事をもらえなかったり、人気キャラのプカシューのグッズを買えなかったり、夢の中でお米をこぼしたりと、不憫な目に遭い続けているびんちょうタン。かわいそうなところはあまり強調されず、温かく見守ってほのぼのすることに主眼が置かれているようです。
おもちゃ屋で柄物のパンツを買うという、服装固定のキャラクターができる最大限のおしゃれをしたあと、後半はびんちょうタンの見る夢の世界へ。プカシューがかわいいです。
