ラブストーリー。キャラの細かい仕草から心理を把握していかないと展開を追えないので難度が高いです。
冒頭、主人公とヒロインの出会いのシーン。ここでウィリアムはドアをぶつけられた怒りを忘れてエマに一目惚れしているのですね。絵的には一目ぼれするほどの魅力を感じられなかったけど、その後の日常描写でエマが性格の良い美人であることが伝わってきました。
エマの気持ちはよくわかりませんでした。ウィリアムと再開したときの反応が薄かったのはメガネの度が合っていなかったせいだというフェイントもあってつかみづらい。女子の気持ちがよくわからんってことですね。鍛えてないから。
ウィリアムのほうは、貴族っぽいのに気さくだったり、エマに会うのをためらって花をしおれさせてしまったりと、共感できました。自宅のメイドに飛行機をブチ当ててリアクションを楽しむ遊びにも好感が持ててしまいました。
第一話で主人公たちに感情移入できてしまったので、今後もハラハラしながら見守っていくことができそうです。
原作の第一話が収録されている無料小冊子(たしか、エンタマで貰ったやつ)を押入れの奥から引っ張り出して読んでみました。原作ではウィリアムがわざと手袋を置いてきたのが、アニメではうっかり忘れたことに変わっているのですね。アニメはウィリアムの朴訥さが強化されている感じ。アニメ化決定告知ページには、制作が「『スプーンおばさん』『ニルスのふしぎな旅』のスタジオぴえろ」と書いてありました。そう紹介されたら北欧の描写の確かさに納得するしかないじゃないか。