hl.hatenadiary.jp

日記。アニメ感想とかゲーム感想とか。自分用メモ。フッターにある「日記内の検索」を使うと便利。

アニメ感想『マシュマロ通信』#33「ときめきバジル」

バジルが美少年にときめくお話。タイトルコールがかわいらしかったけれどもバジルは相変わらずで終わり、美少年の正体に迫ることがメインで、美少年の趣味をめぐりマニア論にまで発展。

オチで「マニアもそんなに悪くないかも」と言うサンディが救いの女神のように見えたけれども、考えてみるとサンディ自身がかわいいものコレクターでマニアそのものだ。サンディは、おもちゃ好きの父親と、趣味がマニアックな母親、ふたりの血を色濃く受け継ぎながらも両親を反面教師として押しの強さと生活力を身につけた隠れマニアだ。

スペースボーイがフィギュアを二個買いしたのは保存用と遊ぶ用では無く、布教用だった。そんなに二個買いしたいなら妹を連れて行けばよいのではと思ったけど、フィギュアの題材「宇宙ドクターJ」はスペースファミリーと人気を二分するTVアニメらしいから、ライバル番組のフィギュアにはまっているなんて家族に言えないのだろうな。マニア呼ばわりされていたけどそれは家庭の事情で仕方なく、スペースボーイも本質は隠れマニア、と。

宇宙ドクターJの登場人物はJのほかに、宇宙ナース、宇宙インターン、宇宙クランケなどがいるらしい。毎回、宇宙クランケが各地の宇宙風土病にかかり、宇宙インターンが宇宙医療ミスし、宇宙ドクターが颯爽と解決するような、マッチポンプなアニメなのだろうか。おもしろそう。

いい女は仕事と恋愛を両立させるとか、美は努力して勝ち取るものだとか、バジルの教官役を買って出たジャスミンの名言が多数あり、謎解きのような展開も丁寧で、今回は内容が濃かった。俗っぽい新キャラが増えて、マニア受けするかっこよさは薄れたのかもしれないけれども、パンジーがのりしろになって敵役が絡みやすくなり、キッズアニメとしての幅は広げやすくなったのかも。

メンバーのなかでいちばん話に絡ませづらいのはナッツのようだ。口ぐせを「野菜食え」にするとかどうだろう。