クラウドがアートの才能を見いだされる話。口コミから展覧会、オークション、美術館建設まで次々に成功させていったクラウド画伯。「ぼくの才能ならこのくらい当然だよね」とまで言うようになるクラウドの増長っぷりと、人気者になったクラウドを送り出すサンディの戸惑いは見ごたえがありました。
ただのラクガキなのか、すごいアートなのか、クラウドの絵の価値は最後まではっきりしなかったけれども、サンディの似顔絵はサンディにとっては大切な絵になったということで、芸術の本当の価値はそこにあるのかもしれないとか、いろいろ考えさせられました。そんな芸術の秋ですよ。
トレンドクリエーターのピエールさんのプロデュース能力は本物でした。自己管理能力は無いようで、笑い事では済まされないオチを招いていましたが。ウサギイヌを見て「なんとミステリアスな生き物なんでしょう」と言うピエールさんですが、とりあえずクラウド自身の存在のミステリアスさに感銘を受けるべき。