サウスエンドへやってきたジェナスたち。伝説のアムドライバー、ガン・ザルディに会うために情報収集。「あのころは良かった」などと語っていた飲食店のおじさんは業界を引退した関係者だった。戦いによってジェナスたちを本物のアムドライバーだと認めたおじさんからガン・ザルディの居場所を聞き出して、続く。
ジェナスたちを追って新しい敵が登場。ジノベゼの部下のシャドー・エーリックさん。赤いアムジャケで武器はムチ。アム学生時代からシーンを一方的にライバル視しているキャラのようです。
戦闘シーンは、街を襲う怪物、変身できず生身で闘うヒーローというオーソドックスに燃えるシチュエーションでした。しかしその後、シャドーさんとシーンが対面したシーンでは唐突にギャグ演出に。
「スクールでキミと一緒だったシャドー・エーリックだよ。忘れてないよね」
「エーリック……」「覚えてねェ」で、スキマ風が吹いて敵がズッコケる。それはありがちだとしても、横にいたセラの反応が新しかったです。ギャグの空気が読めず、話に落ちがついていることに気づかずシーンに真剣に問いただす。
「どういうこと?」「どうもこうもねェ!」「ホントに覚えてないの!?」「全然!」
これが、アムドライバーだ。
一瞬にして小者と化したシャドーさんはジェナスに吹っ飛ばされた勢いでバイザーを剥がされつつ「覚えてろ!」と捨て台詞を吐くのでした。