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アニメ感想『マシュマロ通信』#15「悪魔のアンジェリカ」

良い話でした。以下ネタバレだけどネタバレしてから見たほうが楽しめるかもしれないです。

「悪魔のアンジェリカ」ということで、序盤は突然登場してサンディになれなれしく接するアンジェリカの存在が謎めいて描かれ、このアニメ特有の不思議系の話かと思わせます。話が進んでくると、別居している父親に誉めてもらいたい子供の話のように見えてくるのですがそれもフェイクで、アンジェリカとその父親は仲がいいことが終盤になって明かされます。

話の真相は、アンジェリカはサンディの幼なじみだったということ。見返してみるとアンジェリカは最初から昔の友達にフレンドリーに話し掛けていただけだったということがわかります。それに対してサンディは昔のことをすっかり忘れていて、「アンタだれ」「なれなれしいクチ利かれる覚えは無いんだけど」と答え、「ずるくて小生意気なちびっこ悪魔なんだから」と陰口をたたく。それを聞いたアンジェリカはムカついてケンカをふっかけ対決することになったわけです。アンジェリカは頑固だけど強い子ですね。

ジーニアスさんって結婚してたんだ」「六年前の八月七日から約三年間。結婚式は行わず、新居をマシュマロタウンに構える」
「1+1は」「2」
「マシュマロタウンの平均寿命は」「男性72、女性97」
「アンジェリカが好きなものは」「モヘヤのセーター、チューリップ、カエル、プレーンドーナッツ、お風呂、カシスソーダ、黄色いマグカップ、それから、サンディ」

サンディとアンジェリカ、父親のジーニアスさんのやりとりは、すべてテキスト化しようかと思うほどおもしろかったです。ジーニアスさんの底が知れないです。いつも本を片手に持って顔を隠している歩く百科事典のような変人ですが、肝心なときは書を捨てて娘を抱きしめる。でも顔はわからない。どうやって前を見て歩いているのかもわからない。