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日記。アニメ感想とかゲーム感想とか。自分用メモ。フッターにある「日記内の検索」を使うと便利。

脱オタ分岐点

2カ月近く入院したことにより、すべての習慣が途切れた。まず、新聞を読むこと。新聞は子供のころから読んでいた。新聞を読むと賢くなるといわれているがそれは無いと思う。自分の場合、読解力はついただろうが政治や経済の知識が体系的に身についたりはしなかった。病院ではロビーで新聞を読めたが病棟に隔離されている状態で時事ネタを知っても意味が無い気がしてほとんど目を通さなかった。雑誌も読まなくなった。

ゲームもやめた。一日一回ログインボーナスとか期間限定ログインボーナスとかがあるゲームをである。もともと、そういう一度始めたら続けなきゃ損だと感じさせるデザインのゲームが苦手なのでこれでよかったのだ。

テレビも見なくなった。というかもともとほとんどアニメしか見ていない。ちょうど改変期で最後と最初を見ていない作品がたくさんある。しかしアニメはあとでいつでも見れるビジネスモデルになっている。お金さえ払えばいつでも最新分に追いつける。

深夜ラジオも聞かなくなった。ラジオは一期一会のメディアで聞き逃しても次回聞けばよいという子供のころからの感覚があるので2カ月分の空白期間は気にならない。退院してからはとりあえず録音だけしている。

ネット閲覧も毎日行っていた習慣だ。ネットの情報は数カ月のブランクがあろうがさかのぼって見ることができる。しかし量が多すぎて無理だ。好きな声優さんたちのツイッターでも過去一カ月分ぐらいが限界だった。

声優のネットラジオやネットの動画番組も毎回見ている番組がいくつかあったが途切れた。しかし、ラジオと同じ感覚で、見れなければそれで仕方ないという気分だ。

多くのことがどうでもよくなっているがプロレスのことだけは気になって仕方なかった。とりあえず、ネットカフェで週刊プロレスのバックナンバーを読んできた。

というわけで今が人生の転機である。年齢的には折り返し地点だ。これまでの趣味であるオタク的な活動をこのままやめてしまうことができる。そうすれば他にやりたいことをする時間が増えるだろう。ほかに面白いことを見つければこれまでのこだわりなどどうでもよくなるだろう。両親のように花や鳥の名前を憶えて季節の移ろいに喜びを感じたり旅行を楽しんだりする暮らしにもなれるのだ。

しかし無理だろう。そもそも、今の自分を変えるにはまず部屋にあるオタクグッズの数々を処分することから始めねばならない。それがすぐにできるわけがない。自分は変われない。これまでと同じ、ただ3月と4月の話題にブランクがあるだけのいつもの自分に戻っていくだろう。

いまはやる気が落ちている。しかし、伸ばしていた興味のアンテナは折れたわけではない。スイッチが少しOFFになっていただけだ。このアンテナの余計な枝を刈って磨いて研ぎ澄ませていこう。まずはコンビニで今週の刃牙ファミ通町内会を立ち読みしてこよう。

統合失調症になって精神病院に入院した

2016年3月、ネットで調べものをして Twitter に書き込みなどをしていたら全く眠気を感じなくなっていました。それが2日間続きました。普段から眠くなったら寝る暮らしをしていたので眠くないなら別に寝なくてもいいかという考えでした。

だんだん、思考が加速していきました。といっても何か難しいことがわかるようになったわけではなく、とりとめもないアイディアが次々と浮かんで、その考えを深める前に新しい思い付きが生まれ、それについての言葉遊び(しりとりやダジャレ)、歌の歌詞など、言葉がとめどなくあふれてきました。

PCを起動してテキストエディタにメモするのですが、タイピングするあいだにもさらに別のことが思い浮かんで多層の入れ子状態になり元の考え事の続きを忘れそうになるし、タイピングは遅いし、誤変換も多くその誤変換がさらに新しい思い付きの種になってしまうしで、最終的にはコピー用紙にマインドマップのような形で記号まじりのメモを取るようになりました。人はなんのために生まれてきたのかとか、死んだらどうなるのとか、そういう類の話です。

思考はさらに加速しました。箇条書きやキーワードをメモするだけのこともできないほど思いがあふれる状態でした。 思い浮かんだことが単語にならず日本語として文字にも言語にすらもできずぽわぽわしている感じになりました。 行きつく先は死だと思いました。

実家暮らしで、親に呼び掛けられると夢から覚めたように思考が戻り行動できるようになる状態でした。そして起き上がれなくなり、親が救急車を呼び、精神科を受診したほうが良いと言われ、予約を取り数日後に精神病院へ。ここらへんのことはほとんど覚えていません。とても楽しい夢を見た記憶がぼんやりあるだけ。宇宙が誕生する夢を見たり、カレーの正しい向きがわからなくて皿をぐるぐる回し続けたりしました。親によると暴れたり固まったりトイレに小便を撒き散らしたり独り言を言ったりアニメの主題歌を歌ったりしたらしいです。忘れてほしいので詳しく聞かないことにしました。

親の運転する車に乗り病院へ行ったときのことは覚えています。太陽が大きくなり圧し潰されるので車で逃げているのだと思いました。病院に着き、歩けないので車いすを持ってきてもらい待合室へ。数日間食事をしていなかったけどそこで久しぶりにパンを食べました。そしてトイレに小便を撒き散らしました。

親と一緒に診察室へ。立ち上がろうとすると足がもつれるので自分が何か異常な状態であることはわかりましたがなぜここにいるのかわかりませんでした。診察の最中は「自分は異常だけど他のみんなも異常でそれをしっかり説明しなくてはいけない」と思っていました。急に立ち上がったところを押さえつけられ意識がなくなり即入院。統合失調症と診断されました。

目を覚ますとベッドに拘束されていました。ナースコールや点滴の器具をいじってしまうのでミトン手袋を付けて手足も縛られました。背中が痒くてもかけずベッドに肩をこすりつけたりアゴ髭のジョリジョリ感を利用して腕をかいたりした記憶があります。

拘束は数日で解かれ、病棟内なら自由に過ごせるようになりました。新聞や本を読んだり他の入院患者としゃべったりする日々。他の病棟と違うのは自傷につながるような刃物やペンや靴紐などの持ち込みが厳しく制限されていることぐらいでしょうか。髭剃りは電動のみ可。服薬はロビーで並んで行い口を開けて確認されます。

自分史上最高に暇でした。伊集院光さんが朝のラジオ番組を4月から始めていたのがありがたかったです。

気分的には普段と変わらず穏やかでした。もちろん薬のおかげでしょうが。筆記用具を使ってもよいという許可が下りたので日記を書いたりしました。このブログが書かれたのも暇で草案がいくつか書けたからです。

2カ月ほどで退院。倒れる前に書いていたメモを残してあるけどほとんど記号で意味は分かりませんでした。でも自分が自分ではない状態の記録だから大切にしたいです。

静的サイトジェネレーターを使ってみた

静的サイトジェネレーター

ブログや Twtter もいいけど昔ながらのホームページも持っていたい。でも文章を書くだけで簡単に更新できるようにしたい。記事のヘッダーやフッターや一覧ページや RSS を自動生成してほしい。HTML 生成ツールは昔からいろいろあるが最近のものを使ってみたい。

静的サイトジェネレーターというものが流行っているらしい。いろいろなプログラミング言語でいろいろな名前のツールがつくられている。ブログのように、アクセスするたびに記事やコメントやサイドバーなどのデータを組み合わせてページを表示するのが動的サイト。同じようなことをローカルで行って HTML ファイルを出力するのが静的サイトジェネレーターだという。

静的サイトジェネレーターという名前がかっこいい。クールな語感のなかに性的なエネルギーがくすぶっていそうなところが良い。

しかしそのためだけに WindowsPythonRuby をインストールしたくない。PythonRuby をインストールするためのツールをインストールするためのツールをインストールしなければならないうえによくわからない場所によくわからないファイルがたくさんつくられるのでしょう?

というわけで Hugo を選びました。

  • Hugo :: A fast and modern static website engine
    gohugo.io/

Hugo は go 言語製だけど実行ファイルが配られているので go 言語のインストールは不要。簡単。しかしコマンドプロンプトの使用は避けられない。慣れないので次のような .cmd ファイルを作業フォルダ内につくって使うことにしました。環境変数の設定もしたくないので作業フォルダ内に実行ファイルをコピー。

@echo off
start http://localhost:1313/
hugo server -D -w

あとは /content/記事.md をつくってコピーして編集していけばとりあえず形になります。

詰まったところ

サンプルテーマはいろいろあるけど必要な設定項目がサンプルごとに違うので簡単に切り替えられるものではなかった。アウトラインがおかしかったり内部リンクのスラッシュが二重になっていたりするものがあって気になる。なにか深い意味があるのだろうか。凡ミスだろうか。

文字コードUTF-8(BOM 無し)。シフト JIS だと文字化けするだけだが、UTF-8 の BOM 無しではなく BOM 付きにしてしまうとフロントマターが認識されない。

ブログと違い、ファイル名を変えてページを生成しても元のファイルは消えずに残る。確認するとき間違えやすい。レイアウトやファイル構成をいじるときはこまめに public フォルダごと消したほうがいい。

あと、記事内の小見出しハッシュ値のような id が自動で付くけど何のためなんだろう。config.toml に次のような呪文を書くと消えるらしい。

plainIdAnchors = true

その他、いろいろな機能がありそうだけど日本語での解説記事が少なくてわからない。公式サイトが詳しいからわざわざ解説するまでもないのだろう。 しかし自分は英語が苦手なのでつらい。よく使う true と false の綴りすらときどき間違えるほどの英語力。ドキュメントが読めない。サンプルコードをいじって推測するしかない。slug の綴りを間違えていて1時間ほど悩んだ。まさかナメクジのスラッグで正しいとは。

アニメ『カードファイト!! ヴァンガードG』

おもしろかった。

トレーディングカードゲームアニメ充実の年だった。TCGアニメは新シリーズがどんなに明るく始まってもだいたい心の闇をえぐる展開になるのでおもしろい。

アニメ感想『トライブクルクル』最終回

アニメ『トライブクルクル』が終了。

第1話、ストリートダンスの練習をする主人公をヒロインが窓越しに見ているシチュエーションにときめいた。主人公とヒロインの靴が並んで置いてあるカットが毎回の各話タイトルの背景になっていたことにより、このふたりお似合いだから付き合っちゃえよ感が増していたので、最終回でその点に収束したのがとても良かった。

主な舞台がさいたま新都心。第17話は浦和図書館だった。与野公園なども出てくる良い浦和アニメだった。