敵が罠を仕掛ける→ヒッポが捕まる→唐突に人魚参上、その繰り返し。幼年誌の2ページマンガをつなぎ合せたような展開。そのなかにセルフ突っ込みのセリフを多数入れてセルフパロディーにした、細かいことは気にしない完全ギャグ回で、作った人は偉い人に怒られるのではないかと心配になるほどの問題作でした。
「つみのないまちのひとたちをきぜつさせちゃうなんて!」 「ぜったいに許さない!」 「覚悟しな!」 「よーっし、いっくわよぉー」 「ぴちぴちボイスでライブスタート!」
アイドルっぽい衣装を着た人が街中に突然あらわれて紋切り型の啖呵を切ったあと一曲歌って去っていく、ぴちぴちピッチのいちばんの見どころを何度も見れて至福でした。
「なんのつみもないペンギンをおりにとじこめるなんて!」
「つみもないさんぽをしているひとびとをおとしあなにおとそうなんて!」
「なんのつみもないペンギンを無料カレーでつかまえるなんて!」
今回の水妖はナポレオンフィッシュ。作戦の立案が得意で、辞書には不可能の文字が無いらしい。戦いに敗れ実家に帰った。ミケルの光の玉の力は五重塔の建設に使用された。