「ミミと一緒なら、この光の当たらない海の底に戻るのも、悪くないかなって」
そんなことをシスター・シェシェが言うのですよ。最初は暗い海の底に戻るのは嫌だと言っていたのに、ミミの頑張りを見て考えを変えるのですよ。
今回は、いつもの水戸黄門的なお約束の展開とは違い、盛り上がりどころが三段階ぐらいあるなかにライブシーンが散りばめられている、凝った構成になっていました。ある意味ベタな感動エピソードで、このアニメの本来の主旨とは違うのかもしれないですが、良かったです。
姉妹喧嘩をして、一人でも人魚を捕まえられると行って単独で地上にやってきたミミ。人魚をおびき出そうとしているのに普通の服に変装。いつものコスチュームの恥ずかしさを自覚しているということでしょか。そこへ現れた放課後のるちあさん。初対面の相手と出会って5秒で取っ組み合いのケンカになり30秒で仲直りして家に招待する仲になることに無理が無いなんてステキなキャラです。その後、お互いの正体を知らないままパールピアリに泊まり、新たな決意を胸に人魚に戦いを挑むミミ。敗れてもるちあたちに励まされたことを思い出しふたたびるちあたちに立ち向かうという残酷なシチュエーションでした。今回は人魚たちが完全に悪役でした。はのんが「よくもやってくれたわね!」とかいう。敵が歌っている最中に「たいしたこと無い」と言って割り込んで歌い始めるのは掟破りです。
パールピアリでのパジャマトークのなかで、はのんが「今日も放課後、渚くんとずっと一緒に居たんでしょ」と言われていたのがちょっとショックでした。はのんと渚がラブラブするエピソードがあるのは別にかまわないのですが、視聴者の預かり知らないところで乳繰り合って仲が進展していたなんて認められない。